古代ローマ時代のはりつけ刑の証拠か。かかとを貫く釘が刺さった骨を発見 (2/4ページ)

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 犠牲者の体を「はりつけ」にするのにはたいてい縄が使われるため、釘が使用されるのは珍しい。さらに、このような形で死刑になった者が正式に埋葬されることもまれだ。

 時間をかけて詳しく分析したところ、やはりはりつけの刑により処刑されたとしか思えないこと
が判明し、その詳細は『British Archaeology』誌に発表された。

 問題のこの遺骨は、2017年11月に発見されたが、泥にまみれていたため、誰も釘には気づかなかった。

 遺骨は袋に入れられて研究室に運ばれ、洗浄されて初めて、踵の骨の両側に、釘が数センチ突き出ていることがわかったという。

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image credit:Albion Archaeology / Adam Williams

 発掘を行ったアルビオン考古学博物館のプロジェクトマネージャー、デヴィッド・インガム氏は「考古学的に発掘された骨に釘が打ち込まれているのが発見されたのは、これが初めてのことです。こんなものが見つかるとは、誰も思わないでしょう」と語る。

「はりつけの刑が、いつ、どこで、どのようにして行われたのか、歴史の記録からそれなりに知っているつもりでした。でも、どのように行われたかを実際に目の当たりにできる具体的な証拠が出てきたのは初めてです」

 現地以外で分析を行った、ケンブリッジ大学の著名な考古学者コリーヌ・デュヒーグ氏は、釘が使われた理由は、はりつけの刑であるがゆえのことだという結論に至った。

 はりつけの刑にされた犠牲者の遺体が引き取られて集落に運ばれ、ほかの死者と一緒に埋葬された
ことも極めて異例で、注目に値する。
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