ナメられたら斬り殺せ!武士道バイブル『葉隠』が伝える殿中での抜刀事件、その判決は? (1/4ページ)
「殿中!浅野殿、殿中にござるぞ……っ!」
江戸時代、殿中(でんちゅう。ここでは主君の城内)での抜刀は謀叛にも等しい重罪であり、その罰は浅野内匠頭(あさの たくみのかみ。浅野長矩)の如く切腹が申し付けられました。
主君の側近くで刃傷沙汰に及ぶなど論外ですが、時には情状酌量によって無罪放免とされたこともあったようです。
今回は武士道のバイブルとして知られる『葉隠(はがくれ。葉隠聞書)』より、とある奉公人のエピソードを紹介したいと思います。
「徳久殿の鰌膾」心ない挑発に……今は昔、佐賀藩・鍋島家中に徳久(とくひさ)某と言う少し間抜けな変わり者がおり、これがある時間抜けなことに、お客さんに鰌(どじょう)の膾(なます)を出してしまったそうです。