新種の巨大魚竜の化石を発見。全長18メートルで地球最古の巨大生物の可能性 (3/5ページ)

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これは今日の海に生きるクジラにも似ている。

 たとえば、比較的小さなイルカ、巨大な体とヒゲのような器官でプランクトンなどを漉して食べるヒゲクジラ、ダイオウイカを狙うマッコウクジラなど、クジラの仲間は大きさも生存戦略もバラエティ豊かだ。

 だがフォッシル・ヒルで最大の魚竜だったC・ヨウンゴルムは、体が大きいゆえに大量のエネルギーを必要とした。そのため数理モデルからは、これまでのフィールドワークで示唆されてきたよりも、かなり生息密度が低かっただろうことも明らかになっている。

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image credit: Stephanie Abramowicz, the Natural History Museum of Los Angeles County (NHM)

・クジラとの比較からわかること
 C・ヨウンゴルムがクジラと似ているのは、大きさだけではない。体の構造が似ており、どちらもペルム紀末の大量絶滅(P-T境界事変)の後に誕生した。

 したがって、それぞれ独自に巨大な体を進化させた両者を比較することで、生物が巨大化する理由を知るヒントが得られるという。

 たとえば、進化学的分析と生態学的分析からは、両者が大きな体を進化させた一方、そのプロセスは少々違っていたことが明らかになっている。

 魚竜は、進化の早いうちから巨大化が進んだが、クジラはそれよりもずっと時間をかけて大きくなった。

 また体の巨大化には、猛禽類のような狩猟法(例:マッコウクジラは潜水してダイオウイカを狩る)、歯の喪失(例:地球史上最大の動物は、ろ過摂食するクジラの仲間)といったことが関連するらしいことも明らかになっている。

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