新種の巨大魚竜の化石を発見。全長18メートルで地球最古の巨大生物の可能性 (1/5ページ)
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image credit:the Natural History Museum of Los Angeles County (NHM)
アメリカ、ネバダ州のオーガスタ山脈で、これまでに知られていない巨大な魚竜の化石の一部が発見された。魚竜とは絶滅した海棲爬虫類のことだ。
三畳紀中期(2億4720万年~2億3700万年前)に登場したその魚竜は、我々が知るかぎり、地球最古の巨大生物で、頭骨だけでも1.89メートル、推測される体長は17.7メートル、体重は約44.7トンだ。
魚竜が巨大化した理由を知ることは、現生の動物でもっとも大きいクジラが巨大化した謎を解明するヒントにもなるそうだ。
この研究は、『Science』に掲載された2本の論文(2021年12月23日付、24日付)で発表された。
・当時最大の魚竜の新種を発見
この巨大魚竜の名は、「キンボスポンディルス・ヨウンゴルム(Cymbospondylus youngorum)」と名付けられた。(以下C・ヨウンゴルムと省略)
じつは今回の発掘プロジェクトには偶然にも、魚竜のラベルがトレードマークの地ビール企業がスポンサーとして参加していた。新種の魚竜の名称は、そのスポンサー企業の経営者ヤング氏にちなむものだ。
発掘地は、ネバダ州オーガスタ山脈フォッシル・ヒルの岩石層で、頭蓋骨・背骨・肩・前ヒレといった保存状態のいい化石からは、生きていたときには体長17.7メートルの巨体だったと推測されている。