3000年以上封印を解かれることのなかったファラオのミイラの中身がCTスキャンで明らかに (2/4ページ)

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包帯の内側の縮んだ頭蓋骨と骨格が見える/ image credit:S. Saleem and Z. Hawass・CTスキャンで開封することなく中身を調査
この研究を行った、カイロ大学医学部の放射線科医であるサハル・サリーム氏はこう語る。

アメンホテップ1世のミイラが、現代でも一度も開封されていなかったことが、私たちにまたとない機会を与えてくれたのです。

もともとどのようにミイラにされて埋葬されたのかを研究するためだけでなく、死後、何世紀もたってから、アメンの高僧たちの手で、彼がどのように扱われ、再び埋葬されたのかを調べるためなのです
 研究チームは、ミイラマスクの上からCTスキャンで撮影。その断層写真を重ねることで開封することなく、ミイラの中身を調査することに成功した。・アメンホテプ1世の詳細が明らかに
 その結果、アメンホテプ1世は35歳くらいのときに亡くなったことがわかったという。身長はおよそ169センチ。割礼が施され、歯の状態も良好だった。

 包帯の下には、30の護符と、金のビーズがついた黄金の帯を身に着けていた。

 アメンホテップ1世は父親と似ていたようで、顎は狭く、鼻筋は小さく、髪はカールしていて、わずかに上の歯が前に出ていたという。

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ファラオの頭蓋骨。歯の状態もいい / image credit:S. Saleem and Z. Hawass

 死の原因となった外傷や、病による体の変形は見られなかったそうだが、死後、切断されたと思われる損壊個所がたくさんあったという。

 これらは最初の埋葬後に侵入した墓泥棒の仕業と推測される。また内臓は、最初にミイラにされたときに取り除かれていたが、脳や心臓はそのまま残されていた。
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