キノコには意識がある。学習し、短期記憶を持つとする科学的根拠 (5/7ページ)

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 2010年の研究では、粘菌のエサを東京とその周辺の都市と同じように配置してみた。すると驚いたことに、東京近辺の鉄道網とそっくりなネットワークが張り巡らされたのだ。

 すなわち、粘菌はエサとエサとの間を最短距離で結ぶことで、人間による都市計画と同じような経済性を実現できるということだ。

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photo by Pixabay

・木と共存する菌根菌
 菌類は、ただ枯れた木を分解して食べるだけではない。生きている木々とのやりとりを通じて、さらに行動を複雑化させる。

 両者の関係は、敵対的であることも、友好的であることもある。たとえば病原性のある菌類は、極めて狡猾に植物の防御メカニズムをかいくぐり、それを餌食にしてしまう。

 だが「菌根菌」ははるかに協力的だ。木の根に入り込み、光合成で作られた栄養をもらう見返りに、水と分解したミネラルを木に提供する。

 木にとって菌根菌は根っこのオプション装備のようなものだ。菌糸が広がってくれるおかげで、自分の根だけでカバーできるよりずっと広い範囲に勢力を拡大できる。
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