キノコには意識がある。学習し、短期記憶を持つとする科学的根拠 (1/7ページ)
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近年、様々な生物の意識に関する研究が活発に行われている。意識とは、自分の今ある状態や、周囲の状況などを認識している状態のことで、魚やタコ、イカなどの頭足類、エビ、カニなどの甲殻類から、植物に至るまで、意識や感覚があるとする研究結果が多く報告されている。
更にキノコ(真菌類)を扱った研究もある。それによると、キノコにも意識があり、学習して記憶をつくり、個体として意思決定を行うというのだ。
・キノコの持つ意識とは?
オックスフォード大学の生物学者ニコラス・P・マネー教授は、『Psyche』誌に、キノコの意識について説明している。
まず最初に断っておくと、ここで言うキノコの「意識」とは知覚を有しているときの状態のことだ。つまり周囲の環境を「感知」して「反応」できることである。
ただの反応なら意識があるとは思えないかもしれないが、実際のところ、きちんとした意識と単なる反応をはっきり区別することはほとんど不可能なのだという。
だが、それらは意識レベルが違うだけで、地続きになっていると考えるのなら、ある種の反応も意識と呼ぶことができる。
もちろん、あらゆる生物が知覚あふれる生活を送っているというわけではない。だが、少なくともキノコ(または菌類)にはその原型らしきものが見られるというのだ。