「鎌倉殿の13人」尼将軍・北条政子の墓を伝える鎌倉の名刹。壽福寺と安養院【後編】 (4/6ページ)

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さて、ここからは政子の墓を伝えるもう一つの鎌倉の寺院・安養院と、政子にまつわる妙本寺と浄明寺をご案内しましょう。

政子が開基し、供養塔がある安養院

 田代観音として今も多くの信者の崇敬を集める安養院。(写真:T.TAKANO)

安養院は、政子が頼朝の菩提を弔うために開基した長楽寺を前身とする寺院です。鎌倉末期になり現在の場所へ移転し、政子の法名「安養院如実妙観大禅定尼」から、安養院と改めたとされます。

本尊の千手観音菩薩立像は、頼朝の御家人田代信綱が創建した田代寺の本尊。江戸時代初めに、田代寺が安養院に統合され、以来、田代観音として信仰を集めてきました。

そして、本堂の裏手には小さな宝篋印塔があり、これが、政子の墓(供養塔)と伝承されています。

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