「鎌倉殿の13人」尼将軍・北条政子の墓を伝える鎌倉の名刹。壽福寺と安養院【後編】 (6/6ページ)

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政子が頼朝の後継者である頼家を産んだ場所が、政子が身をもって体感する源氏滅亡の始まりとなったとなったのです。

妙本寺

住所:鎌倉市大町1-15-1
拝観:境内自由・拝観料志納

 政子が出家した際に戒師を務めた退耕行勇が開いた浄明寺。(写真:T.TAKANO)

浄明寺もまた、政子にまつわる歴史を伝えています。ここは、政子の妹を妻とした足利義兼が、退耕行勇(たいこうぎょうゆう)を招き、開基した寺院です。

退耕行勇は、頼朝・政子夫妻が深く帰依した人物でした。そして、この退耕行勇こそ、政子が出家する際にその戒師を務めた僧であったのです。

浄明寺のデータ

住所:鎌倉市浄明寺3-8-31
拝観:9:00~16:30・拝観料100円

いかがでしたでしょうか。今回は、尼将軍北条政子の紹介と政子に関係が深い鎌倉の4つの寺院(壽福寺・安養院・妙本寺・浄明寺)をご案内しました。

いずれも寺院も賑わう鎌倉にありながら、比較的静かに参詣ができます。ぜひ、政子の面影を感じながら訪ねてください。

2回にわたりお読みいただきありがとうございました。

◎参考文献

鎌倉仏像さんぽ ~お寺と神社を訪ね、仏像と史跡を愉しむ~』メイツユニバーサルコンテンツ(https://www.mates-publishing.co.jp/)・鎌倉仏像さんぽ編集室著(執筆・編集責任者:高野晃彰)

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