体から発せられる6つ目の感覚「内受容感覚」は男女で受け止め方に違いがある (2/3ページ)
その結果を『The Conversation』に寄稿している。
それによると女性は、男性に比べて、内受容感覚が不正確であることが判明したという。
たとえば、自分の心臓に集中して、その鼓動を数えてもらう。すると女性のカウントは男性ほど正確ではないのだ。
あるいは、測定器に息を吹き込んでもらう。このとき測定器の抵抗を強めると、男性の方がその変化を正確に感じ取る。
この男女の違いは、課題に取り組んだときの熱心さや、体重・血圧といった体の違いによるものではないという。
こうした男女差がはっきり認められたのは心臓だ。
一方、肺の内受容感覚の男女差はそれほどはっきりしておらず、また胃についてはそもそも違いが見受けられなかった。
ただし、肺と胃の内受容感覚をテーマにした研究の少なさが原因である可能性もあるため、今の時点でははっきりと結論が出せないようだ。
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・女性の精神疾患にかかるリスクと関連性
こうした男女差は、思春期以降、女性の方が精神疾患にかかるリスクが高い原因とも考えられる。
じつは内受容感覚は心に影響する。それを感じられないと、感情や社会的機能・認知機能に悪影響を与えるのだ。これらはメンタルヘルスを悪化させる要因でもある。
なぜ女性の方が精神疾患にかかるリスクが高いのか? これについて、遺伝子・ホルモン・性格・ストレス・幼少期の困難といった、いくつかの要因が指摘されている。