啼くよウグイス平安京…実は遷都当初から完成形じゃなかった!?その理由とは (4/4ページ)
現代で言う所のベッドタウンでしょうか。
「お前、今度左京へ引っ越すんだって?いいなぁ」
「あぁ。これでジメジメした土地とはおさらばだぜ」
そんな会話が、庶民たちの間で繰り広げられていたのかも知れませんね。
終わりにしかし、こうした事は平安京に限った話ではありません。
例えば藤原京や平城京、長岡京などについても遷都の詔が発せられた=都市整備が完了した訳ではなく、それぞれ完成前に次の都へ移っています。
「え、また遷都だって?せっかく建設中だったのに……」
そもそも考えてみれば、現代の東京都だって「どこまで整備すれば完成か」なんて、誰にも言い切れるものではありません。
都市は人の営みと共に形を変えていくもの。かつて人々が息づいていた平安京がどのような形をしていたのか、その全容解明が俟たれます。
※参考文献:
倉本一宏『平安京の下級官人』講談社現代新書、2022年1月 山田邦和『京都都市史の研究』吉川弘文館、2009年5月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan