入獄できるのは雪の季節だけ! 網走監獄「雪の懲罰房」が寒そうだけど楽しそう (1/2ページ)
「来館の記念にぜひ入獄してください」
2022年1月25日、北海道網走市にある博物館「網走監獄」(旧網走刑務所)の公式ツイッターアカウント(@kangoku_prison)がこんなコメントと共に投稿した写真が話題になっている。
字面だけ見ると何やらおっかないが、安心して欲しい。本当に入獄させられるわけではなく、冬の時期にのみ現れる「ある施設」の中を見学できるという意味である。
その名も──「雪の懲罰房」だ。

懲罰房とは、刑務所内で規則を破ったり看守の命令に従わなかったりした被収容者を閉じ込める独居房のこと。網走監獄公式サイトによると、かつて網走刑務所で使われていた独居房には窓がなく中は真っ暗で、扉は二重。しかもレンガの壁の厚さは40センチメートル以上もあるという。
「雪の懲罰房」は、そんな独居房を文字通り雪で再現したものなのだ。
Jタウンネット記者は「雪の懲罰房」についてさらに詳しい話を聞くため、網走監獄の総務部業務課係長・菊池拓朗さんを取材した。
1週間ほど雪を溜める菊池さんによると、投稿写真の「雪の懲罰房」が設置されたのは25日。しかし、準備はその1週間ほど前から進められていた。

「ある程度雪がまとまって降る1月から制作会場に木枠を設置して雪を溜め、1週間程度放置して雪が溜まったら、まず外観の格子をはめる箇所や横にある入口を掘り進めていきます」(菊池さん)
つまり、木枠の形にたまった雪を、かまくらを作るように掘っていくのだ。