まさにリアル戦国無双!朝倉義景に仕えた戦国武将・真柄直隆の豪傑ぶり (7/8ページ)
六郎五郎「……得たり(今がチャンス)!」
宗六を討ち取った真柄に隙が出来たことを見抜いた六郎五郎は、十文字槍をしごいて挑みかかり、ついに真柄を落馬せしめたのです。
六郎五郎「いざ、神妙に致せ!」
真柄「……うむ」
起き上がった真柄は潔く「今はこれまで。我が首級をとって男児(をのこ)が誉とせよ」と観念します。
六郎五郎「では兄上。初めに槍をつけられたのは式部兄上なれば、真柄が首級を御大将にご披露下され!」
越前にその人ありと武名を轟かせた豪傑・真柄十郎左衛門尉に勝利した!その喜びを隠せない六郎五郎は首級を式部に譲りますが、負傷しているため刀がとれません。
そこで六郎五郎が抜刀し、真柄の首級を叩き落としたということです。
エピローグ
直隆と本多忠勝との一騎討ち。史実性はともかく、伝承として広く親しまれる。「阿根川大合戦之図」より
かくして姉川の合戦は朝倉・浅井連合軍の敗北に終わり、弟の真柄直澄も嫡男の真柄隆基も討死して果てました。
やがて主君・朝倉家は滅亡しますが、真柄一族はその命脈をつないでおり、織田家中の丹羽長秀(にわ ながひで)より知行を安堵されています。
安堵状のあて名は真柄加介(かすけ)。