時代劇は間違いだらけ?~其の二~「お銚子もう一本!」は間違い、湯屋では髪を洗わない… (4/5ページ)

Japaaan

ちろり(右)(すべてフォトACより)

時代劇やドラマの作り手も、銚子と徳利の違いを理解していないか、慣習に倣ってしまっているのだと思いますが、江戸時代以前には「お銚子もう一本!」は言ってなかったということですね。

湯屋では髪を洗わなかった

もし時代劇で描かれる江戸の街で、女性が髪をほどいて湯屋から出てきたとしたらそれは間違いかも。

浮世絵を見ると、湯屋では髷を解かず入浴している様子が描かれています。それは蒸し風呂から湯を張った湯舟に変わったとしても同じです。

ではどこで? 同じように浮世絵を見ると、たらい桶に水を張り髷をといて洗髪している様子が描かれていますね。

そもそも髷を結うのは複雑なため、一度結ったら7~10日間もほどかないことが当たり前でした。ビン付け油でびっしり固めた髪を、解くのも洗うのも半日がかり。長い髪も自然乾燥するしかありませんでした。これでは湯屋では洗う時間などありませんね。

しかも町人にとって内風呂などはありません。そのため体は湯屋で洗い、髪の毛だけ盥で洗うという風景が日常でした。

奉行所に表札はない!

事件が起きて岡っ引きが役人に知らせ、その役人が「南町奉行所」と書かれた門に駆け込む。時代劇でおなじみの光景ですね。

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