もぐり込み失敗!平安時代、宴席から追い出されてしまった下級貴族たちの憂鬱 (2/5ページ)
紀時文(きの ときふみ)、清原元輔(きよはらの もとすけ)、平兼盛(たいらの かねもり)、源重之(みなもとの しげゆき)……など、当時の歌壇を彩る豪華メンバーが勢ぞろい。
「ん……?」
行列の中に、曽禰好忠(そねの よしただ)、中原重節(なかはらの しげとき)の姿が。彼らは招かれていない筈です。
実はこの好忠、源重之の伝手で宴席にもぐり込み、あわよくば歌名を高めようと目論んでいたのでした。たとえ不発でも、御前へ上がれれば最低限の褒美にだけはあずかれます。
重節にしても思いは同じで、彼ら下級官人にとってこういうチャンスは見逃せないものでした。
が、同席していた藤原実資(ふじわらの さねすけ)はそんな彼らを見逃してはくれません。