藤原秀衡と源義経を繋いだ男!金商人にして武士でもあった「金売吉次」とは? (1/4ページ)
奥州藤原氏と源義経を繋いだ男!金商人にして武士でもあった金売吉次
源平合戦において、随一の英雄とされるのが源義経です。
義経は河内源氏の棟梁・源義朝の遺児でした。幼くして父が平家との戦いで敗死し、母・常盤御前も捕らえられて平清盛の愛妾となっています。
牛若丸(義経の幼名)は、幼くして仏門に入れられて母や兄・今若丸(阿野全成)や乙若丸(義円)らと離れて暮らすこととなります。牛若丸は鞍馬寺で出家して遮那王と名乗り、長じて武芸の達人となりました。
やがて全てを知った遮那王は平家への復讐を誓って京都を脱出。父・義朝が落命した尾張国で自ら元服して源九郎義経と名乗ります。京を去った義経は奥州(東北地方)に身を寄せました。当時の東北地方では、奥州藤原氏が独自の政権を築いていました。奥州藤原氏当主・藤原秀衡は義経を平家から匿って養育します。
義経の奥州下向と秀衡の庇護が、のちの源平合戦の帰趨を決することとなるのです。このとき二人を繋いだのが、金売吉次(かねうりきちじ)と呼ばれる商人でした。