狼や熊など、20種の哺乳類の再導入が失われた生態系を回復する鍵を握っている (1/5ページ)
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オオカミ、クマ、バイソン、ビーバーなどの動物たちを自然に帰せば、壊れかけている世界の生態系が回復するかもしれないという。
国連が助成した報告書によると、20種の哺乳類を自然に帰すことで自然が健康になるばかりか、気候変動や生物多様性の喪失といった諸問題に取り組むことにもつながるという。
・動物を元の生息域に帰すことで生態系が回復
たった20種の動物を彼らの元の生息域に再導入するだけで、動物たちの生息域が地球の4分の1以上にまで広がる。これが生態系を回復させ、二酸化炭素の排出を防ぎ、種の個体数を増加させると期待できるという。
報告書の主執筆者カーリー・ヴィンヌ博士は、「この結果は、積極的かつ戦略的な回復プログラムを行えば、無傷の動物たちを回復させられるという希望と可能性をもたらすものです」と語る。
「生態系回復と自然を基本とした解決策に資金が集まるなど、注目の高まりを感じます。地球の生命の豊かさを取り戻す保全や回復へ向けた努力を確実に行わねばなりません。それは現存する野生種全グループの回復にもつながります」
この分析は、国連環境計画(UNEP)と非営利団体RESOLVEによって実施され、『Ecography』(2022年1月27日付)に掲載された。