源頼朝の先祖と死闘を演じた藤原経清(奥州藤原氏祖)の壮絶な生涯【その2】 (3/7ページ)
頼義は、早急に安倍頼時討伐の軍を起こしました。ここに安倍氏と陸奥国司軍の戦いが再発したのです。
安倍頼時の次男貞任。頼時死後、安倍氏の惣領として 「前九年の役」を戦った。〈写真:『前九年の役絵詞』より〉
「阿久利川事件」の真相とは?
阿久利川事件はなぜ起きたのでしょうか。安倍頼時が、恐れていたのは源頼義が朝廷の威を借りて安倍氏と戦えば、安倍氏は朝敵となり反乱者とみなされることでした。だからこそ、頼義の国司任期中は、揉め事をおこさないよう細心の注意を払ってきたわけです。その頼義が京都へ帰る直前に事を荒立てるのは、安倍頼時にとって何の利益もないことでした。