【史実と比較】「鎌倉殿の13人」北条時政、ぶん殴られて目を覚ます…?第9回「決戦前夜」振り返り (3/7ページ)
ちなみにこの「一気に上洛したい頼朝をとどめる」シーン、『吾妻鏡』では上総介広常(演:佐藤浩市)、千葉介常胤(演:岡本信人)、三浦義澄(演:佐藤B作)の三者が説得しています。
特に広常は頼朝の京都志向に反感を示し、強硬に反対しました。
「ナンデウ(なんじょう)朝家(ちょうか)ノ事ヲノミ身グルシク思ゾ。タダ坂東ニカクテアランニ、誰カ引ハタラカサン」
※『愚管抄』より
【意訳】おい武衛、何だってそんなに上洛ばっかりしたがるんだよ。俺たちと坂東にいれば無敵だってのによぉ……。
木曾義仲主従の最期。勢力基盤を固めず、遮二無二上洛を焦った結果でもあった。楊洲周延筆
ここまで言われて、なおも上洛を強行した場合、頼朝はどうなっていたか……恐らく、この少し後に上洛を果たした木曾義仲(演:青木崇高)の末路が参考になるでしょう。
頼朝「時政、よう言うたな」
そう義時に打ち明けながら、誰も平家打倒の意志を理解してくれない寂しさをにじませた頼朝。
頼朝「とどのつまりは、わしは一人ということじゃ。流人の時も、今も」
そこへ現れた異母弟の源義経(演:菅田将暉)。