「鎌倉殿の13人」頼朝の弟・義円が挑んだ墨俣川の合戦…第11回放送「許されざる嘘」予習 (3/7ページ)
乙若丸あらため円成は円恵法親王に仕え、仏道修行に明け暮れるのでした。
頼朝の挙兵に呼応、寺を飛び出して源行家と合流しかし治承4年(1180年)、伊豆国に流されていた異母兄の頼朝が平家討伐の兵を挙げると、円成は居てもたってもいられなくなります。
自分もやはり武士の子。亡父の仇である平家討伐に一旗上げたい……還俗(げんぞく。僧侶をやめること)した円成は名前を源義円と改めました。
「聞けば奥州の牛若も兄者の元へ馳せ参じたとか。我も後れてはおれぬ!」
早々に園城寺を発った義円はまっすぐ鎌倉へ駆けつけたとも、あるいは別行動で挙兵したとの説もあります。
ちょうどそのころ、叔父の源行家(演:杉本哲太)が鎌倉の頼朝とは別に兵を挙げており、義円はこれに合流しました。
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「おぉ乙若、よう参った。そなたがおれば百人力じゃ!」
「ありがたきお言葉。ここで手柄を立てれば、鎌倉の兄上にお喜び下さいましょう!」
「……ケッ」
「え。叔父上?」
「あいや……何でもない」
実は行家、かねて頼朝と反目していたのです。
(あやつめ。