「鎌倉殿の13人」頼朝の弟・義円が挑んだ墨俣川の合戦…第11回放送「許されざる嘘」予習 (5/7ページ)

Japaaan

単騎、敵中に乗り込む義円(イメージ)

果たして手柄を焦った義円は単騎で敵陣へ夜襲をしかけました。しかし、平家の軍勢はもう水鳥の羽音くらいで慌てるようなことはありませんでした。

「飛んで火に入る、夏の虫とはまさにこのこと……者ども、とり囲め!」

「しまった!」

義円は夜襲を警戒していた平家の軍勢に完全包囲されてしまい、高橋左衛門尉盛綱(たかはし さゑもんのじょうもりつな)に討ち取られてしまいます。

「馬鹿め……見くびるのも大概にせぇ!」

富士川の汚名を返上しようと平家の軍勢は士気旺盛、片や行家の軍勢は数こそ揃っていても、緒戦は勝ち馬に乗りたがるばかりの寄せ集め。

かくして行家の軍勢は散々に打ち破られ、参陣していた源重光(しげみつ)・源頼元(よりもと)・源頼康(よりやす)ら源氏一門の諸将をあたら喪うこととなったのでした。

命からがら逃げのびた行家は今さら頼朝の元へは戻れず、木曾義仲(演:青木崇高)の元へ転がり込みます。

終わりに

以上、義円の生い立ちと墨俣川の戦い(治承5・1181年3月10日)における最期をざっくり紹介してきました。

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