益若つばさ、子どものネットとの関わり方を語る 「10代の頃からネットで中傷を受けてきた」J:COM主催オンライントークショー イベントレポート (5/12ページ)

バリュープレス

これに対し粟津は「大人としては守りたいという意識が先行して『やってはダメ』と言ってしまいがちなのですが、益若さんが仰るように、自分が子どもだったときのことを考えると、そういう親の言動は『ウザい』ですよね」と、子どもとコミュニケーションを取る際の懸念点についても触れました。

また、SNS上での自分自身の発言について、益若さんは「私が気を付けたいと思うのは、単純なつぶやきが全世界へ発信されてしまうということ。自分が発信した言葉を『家の玄関に貼っても恥ずかしくないか?』と考えるようにしています。中傷は子どもだけの問題ではなく、親世代にも酷いことを発信する人はザラにいますよね。何か間違ったことをした人に対して正義を振りかざし、キツい言葉を浴びせる人は多いと感じます。それを子どもが見たら『大人がこんなことしているんだから、自分たちもしていい』と勘違いをしてしまうと思うんです。間違ったことをしたり、知らなかったことがあるからといって、傷つけるような言葉を投げかけて良いわけじゃないということを伝え、自分たちも理解していく必要があると思います」と、ネット上に蔓延る誹謗中傷について自身の経験を交えながら語りました。

さらに、なすなかにし・那須の「ネットを使う側の想像力が大事になってくるんですかね」という意見に対し、粟津は「イメージをするのはとても大事です。保護者によくお話ししているのは、保護者が自分の家族に使っている言葉や態度を、子どもはそのまま引き継いでいくということ。それまでの親の態度やスマホの使い方、ネットとの関わり方を見て子どもはすでに学んでいるんです。我々、大人もネットとの付き合い方を見直すべきですね」と、大人が注意すべき点についても解説しました。益若さんは、「私は、子どもにSNSのデメリットをたくさん伝えるようにしています。でも、それを踏まえた上で、自分にとってメリットがあったり、楽しみたいと思えるようになったらSNSを使ってもいいと思っています。だから、本人はまだ少しSNSは怖いと思っているみたいです。正直な話、親としてはこのままSNSを使ってほしくないという思いはあるけれど、子どもにも色々な事情はあるので、そこはなるべく子どもに寄り添っていきたいと考えています。

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