「鎌倉殿の13人」いよいよ木曾義仲が登場!源頼朝と衝突した原因は?第13回「幼なじみの絆」予習 (3/5ページ)

Japaaan

彼の名は今井四郎兼平(演:町田悠宇)。義仲の乳兄弟(乳母の子。義兄弟)です。

「佐殿よ、何ゆえかような兵を起こされたか。御辺(ごへん。あなた)は坂東八ヶ国を従えた今、東海道から攻め上がって平家を滅ぼすべきではないのか。
我が主も東山道・北陸道から攻め上がろうと急いでおるのに、何ゆえ源氏同士で争って平家の者どもに笑われようとなさるのか。
もし十郎蔵人(行家)らを保護しているのが気に入らないなら、連れて帰るがよかろう。いずれにせよ、我が主は鎌倉に対して敵対する意志のないことを、ご理解いただきたい」

これに対して頼朝の返事は

「口先では何とでも言えるが、鎌倉に謀叛の企てありと情報が入っておる。既に土肥実平(演:阿南健治)と梶原景時(演:中村獅童)を先鋒として差し向けたから、覚悟するがいい」

と、聞く耳持ちません。実は甲斐源氏の武田信光(たけだ のぶみつ。武田信義の子、石和五郎)が自分の娘を義仲の嫡男である木曽義高(演:市川染五郎)に嫁がせようと打診したところ、これを拒否された逆恨みで

「木曽は平家と内通し、鎌倉に謀叛を企んでおります」

などと密告していたのでした。ここで源氏同士の内輪もめをしていては平家打倒を果たせない……義仲は仕方なく、義高を鎌倉へ人質に出すことで異心なき証としたのでした。

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