【鎌倉殿の13人】全員登場して欲しい!木曽義仲(演: 青木 崇高)と共に活躍した「義仲四天王」を紹介 (3/8ページ)
これによって天下の信望を失った義仲らは、鎌倉より派遣された源範頼(演:迫田孝也)・源義経(演:菅田将暉)らによって撃破されてしまいました。
時は寿永3年(1184年)1月20日。最後まで義仲を鼓舞し、その自害まで時間稼ぎに奮闘したものの、あえなく義仲が討ち取られます。
「今は誰をかかばはんとて、軍をばすべき。これ見給へ、東国の殿ばら、日本一の剛の者の自害する手本よ」
※『平家物語』より
【意訳】(主君・義仲が討たれた以上)誰をかばって戦うべきか……東国の者どもよ。見るがいい、日本一の勇者が自害の手本を見せてやる!
そう叫んで太刀の先を呑み込み、馬から飛び降りた兼平は、太刀の串刺しとなって絶命。兼平の武勇と忠義は奉公人の手本として末永く伝えられたのでした。
樋口兼光(ひぐち かねみつ)通称は次郎。生年不詳、兼平と巴御前の兄に当たります(巴御前を兼光の娘とする説も)。こちらも義仲とは乳兄弟です。
基本的に上洛までは義仲たちと同じ行動ですが、義仲が平家討伐のため京都を離れると後白河法皇を監視するため留守を任されるなど、信頼の篤さと実力がうかがえます。