【鎌倉殿の13人】全員登場して欲しい!木曽義仲(演: 青木 崇高)と共に活躍した「義仲四天王」を紹介 (4/8ページ)
寿永3年(1184年)1月、義仲に叛旗を翻した叔父の源行家(演:杉本哲太)らを討伐するよう命じられました。
500騎を率いて京都を離れていたところ、義仲の討死を知った兼光は弔い合戦を挑もうとしますが、親類の説得により武装解除の上で降伏します。
1月26日に検非違使へ身柄を引き渡された兼光を助命するよう親類から嘆願があり、義経もそれを朝廷に上奏しましたが、許されず2月2日に斬首されてしまいました。
樋口次郎兼光梟首。澁谷庄司重國奉之。仰郎從平太男。而斬損之間。子息澁谷次郎高重斬之。但去月廿日合戰之時依被疵。爲片手打云々。此兼光者。与武藏國兒玉之輩。爲親昵之間。彼等募勳功之賞。可賜兼光命之旨。申請之處。源九郎主雖被奏聞事由。依罪科不輕。遂以無有免許云々。
※『吾妻鏡』寿永3年(1184年)2月2日条
「死ぬも生きるも武門の習い。今さら命は惜しまぬが、せめて我が首級を主と並べていただきたい」
武士の情けで願いはその聞き届けられ、兼光の首級は義仲・兼平らと再会を果たしたのでした。
根井行親(ねのい ゆきちか)