時を戻そう。皮膚細胞を30歳若返らせることに成功、53歳の肌が23歳に (4/6ページ)
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最初の画像は若い線維芽細胞、2枚は10日後、右は治療あり、最後の2枚は13日後、右は治療あり。赤色は、回復したコラーゲン産生を示す / image credit:Fatima Santos, Babraham Institute・まずは高齢者の傷口の治癒スピードをあげる
ライク教授によれば、まず実現可能である最初の応用法として、高齢者の傷口の皮膚を若返らせ、治癒をスピードアップさせることが考えられるという。今回の研究では、若返った皮膚細胞は素早く動けるようになることが確認されている。
次のステップは、この若返り技術が、筋肉・肝臓・血液細胞といった他の組織にも有効かどうか確かめることであるという。
バイオテクノロジー・生物化学研究評議会のメラニー・ウェルハム教授は、iPS細胞の医療への応用は長い間停滞していたが、それが実現するのもそう遠いことではないと、BBCニュースに対し語っている。
「同様のアプローチや新療法が、歳をとると働きが衰える免疫細胞を若返らせるなら、高齢者のワクチンの効果を高めたり、感染症への抵抗力を向上させたりできるかもしれません」
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Photo by Diana Polekhina on Unsplash
・究極のアンチエイジング薬となるか?
そして何より気になるのは、この方法が発展した暁には、全身の若返りが可能になるのかどうかだろう。
ライク教授によれば、若返りの霊薬は、まったく突飛な話ではないとのことだ。