「鎌倉殿の13人」義仲の最期、開花する義経の軍略…第16回放送「伝説の幕開け」振り返り (2/7ページ)
しかし、それは比企能員(演:佐藤二朗)も同じ。しばらく離れていたブランクもあり、実力伯仲の両雄は静かに火花を散らし始めました。
また、北条家の変化は女性陣にも表れています。御家人たちに寄り添い、後の尼将軍となる資質を培っていた政子(演:小池栄子)に対して、内よりも外(というより京都・朝廷)に目を向けるよう諭す“りく(牧の方。演:宮沢りえ)”。
朝廷に近づき、その権威をもって武士の中で棟梁となるか、朝廷の権威は戴きながら武士が武士を治める新たな世を築いていくのか……いずれにしても、もはや後戻りできないシリアスな空気をひしひしと感じられました。
実衣(阿波局。演:宮澤エマ)と阿野全成(演:新納慎也)夫婦だけは、北条一族ひいては劇中の癒しとして、そのマイペースぶりを貫いて欲しいところです。
最期まで清々しい木曽義仲義経の軍略によって敗れ去った木曽義仲。宇治川の先陣争い(※)やもろもろ坂東武者のカッコいい場面は尺の都合ですっ飛ばされてしまいました。非常に残念ですが、仕方ありませんね。
(※)あくまでも敵の注意を引きつける義経の策(陽動作戦)として言及されたのみ。