「鎌倉殿の13人」義仲の最期、開花する義経の軍略…第16回放送「伝説の幕開け」振り返り (5/7ページ)
確かに戦えば強く、軍略も抜群なのでしょう。しかしそれが活きるのは、あなたが下僕のように扱っている御家人たちの支えあってこそ。
言い換えれば、頼朝の威を借る狐に過ぎません。だからこそ、後に叛旗を翻した義経には誰も従わず、あっけなく滅び去ることになります。
劇中、広常を喪ったことに対する御家人たちの確執を「笑えるな」と吐き捨てた義経。
しかしこれは義経にとって「鎌倉殿との距離を間違えた者は、誰であろうと粛清する」という教訓を得る機会を損なった不幸とも言えます。
頼朝を「武衛(ここでは親友程度の意)」と思っていた広常と同じく、頼朝を主君ではなく「兄(ここでは、なれ合いの関係)」と認識し続けた義経。
当初は頼朝の権威によって周囲も渋々受け入れていたものの、やがて頼朝の怒りを買って孤立していくのでした。
かくしてヘイトを溜め続けていくことにより、やがて滅ぼされた時のカタルシスを高める趣向なのかも知れませんね。
父となった義時と義村金剛(後の北条泰時)が産まれたことで、ますます奉公に励む江間小四郎義時(演:小栗旬)。
命名は頼朝にしてもらったんですね。義時父子に対する期待が込められているようです。
まだまだ父には及ばずながら御家人たちの間を取り持ち、そして鎌倉殿との橋渡しを務めるべく、義時は奮闘していきます。