冷淡なサイコパスも感情を感じることができる。ただし目的達成に邪魔な感情なら平気で無視することができる (2/7ページ)
人によって特質が異なり、うまく偽装している場合もあるため、そう簡単に見分けられるものでもない。
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・犯罪ドラマに登場する典型的なサイコパスは本当にいるのか?
ステレオタイプなサイコパスはよく犯罪ドラマの中で演じられている。他人を傷つけても罪悪感を一切持たず、冷酷で淡々と殺人を犯していくあのタイプだ。
例え警察に追われて捕まったとしても、一切動じず責められれば正当化する。
こうした描写のおかげで、視聴者には、サイコパスは冷酷非情な手に負えない悪人であるという印象が植え付けられている。
だがこれまでの研究からは、このようなセンセーショナルな描写は逆効果であり、単純に間違っていることが明らかになっている。
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・暴力はサイコパスの決定的特徴ではない
アメリカでは、サイコパスは人口の1%を占めるとされており、有病率は統合失調症のおよそ2倍と言われている。
サイコパスになる原因は不明だが、遺伝と環境の両方が関係すると考えられている(環境要因の場合はソシオパスとも呼ばれる)
この人格障害は、個人にも社会全体にも大きな負担となる。
サイコパスは、他の反社会的人物に比べても2~3倍犯罪を犯し、受刑者の25%を占めているとされる。また釈放後や観察終了後の再犯率も非常に高い。
薬物にも早い段階で手を出す傾向がある。その一方、従来の治療が効きにくいとも言われている。