「鎌倉殿の13人」処刑を命じられる義時。源義高の運命やいかに…第17回放送「助命と宿命」予習 (4/7ページ)
でも、そんなの翌朝にはバレるんじゃ……と思ったら、夜が明けてからも幸氏はひとりで双六遊びを始めました。
第15回「足固めの儀式」で、梶原景時(演:中村獅童)と上総介広常(演:佐藤浩市)がプレイしていたあのゲーム。現代のバックギャモンに近いルールのようです。
いつも義高がそうしていたから、日中一杯はバレなかったとか……しかし朝から晩までずっと一人でサイコロを振り続けるのは、いくら主君(義高)のためとは言ってもかなりしんどかったのではないでしょうか。
また、義高も日ごろはかなり「ぼっち」だったのではないかと心配してしまいます(独り時間を楽しめるタイプだったのかも)。
ともあれ、そんな猿芝居も夜になればさすがにバレて、義高の脱走が発覚。頼朝は激しく忿怒して幸氏を捕らえて投獄しました。
「者ども、冠者殿が逃げたぞ……必ずや木曽殿の怨みを晴らすべく、この鎌倉へ仇なすことは必定!ただちに捕らえよ。抗うならば生死は問わぬ!」
頼朝の命により「待ってました」とばかり堀藤次親家(ほり とうじちかいえ)が方々へ軍勢を繰り出します。
「あぁ、どうかご無事で……」
大姫たちの必死な願いもむなしく、義高は入間河原(現:埼玉県狭山市)まで逃げたところで親家の郎従・藤内光澄(とうない みつずみ)によって討たれてしまいました。