脳内で視覚的なイメージを描けない「アファンタジア」の症状があるかどうかは目をみればわかる (3/4ページ)
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・アファンタジアの人は本当に思い浮かべようとしていたのか?
ところで、アファンタジアの人は本当にイメージを思い浮かべようとしていたのだろうか? そう指示されても、想像しようとしなかった(あるいはできない)可能性だってある。
この研究では、その点についても確かめている。実験参加者に、同時に4つの形を想像するよう指示してみたのだ。
なぜなら、難しい認知作業であるほど、瞳孔が開くことが知られているからだ。
もちろん同時に4つの形を想像するのは、1つだけよりも難しい。
そしてアファンタジアの人たちは、4つ同時に想像した場合は瞳孔が拡大していた。つまり少なくとも頭の中で何かを思い浮かべようと努力はしていたということだ。
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・まったく違う心象世界で暮らす人々
視覚的イメージを想像する能力は、それ以外の重要な脳機能をも助けている。
たとえば、記憶を取り出す時にイメージが使われるし、学習した文字や記号を思い浮かべる時、訪れたことのある場所を思い出したり、移動したりする時もそうだ。
そうしたことができないアファンタジアの人は、まったく違う心象世界で生きていると言えるかもしれない。
このことは、私たちが世界を認識するための神経学的な働きが、想像以上に多様であることを浮き彫りにしている。