脳内で視覚的なイメージを描けない「アファンタジア」の症状があるかどうかは目をみればわかる (1/4ページ)
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「アファンタジア」という奇妙な症状がある。例えば今いる部屋の作りを脳内で思い出してみよう。家具やインテリア、窓、カーテンの色や形状のイメージが描けるはずだ。ところが、アファンタジアの症状を持つ人は頭の中で視覚的なイメージを思い浮かべることができない。
これまで、この症状は本人が言うまで周りの人にはわからなかった。しかし最新の研究では、アファンタジアの症状を持つ人の特徴が明らかとなった。
ある形状を想像した時の瞳孔の変化で、アファンタジアを客観的に診断することができるという。
・アファンタジアの人だけにある瞳孔の特徴
「目は口ほどにもの言う」との諺があるが、最新の方法も目の瞳孔の拡張反応に基づいて診断する。
瞳孔は明るいところでは小さく縮み、暗いところでは大きく開く。網膜に入る光の量を調整するためだ。だが、これ以外にも認知作業を行うことで大きさが変化することが知られている。
そこでオーストラリアの研究グループは、アファンタジアの人(18名)とそうでない人(42名)に対して、明るい形と暗い形の画像を見てもらうという実験を行った。
直接見た時にはどちらの人でも、画像の明るさに関わらず瞳孔の拡張反応が認められた。
ところが今度は目を開いたまま、同じ画像を”思い浮かべる”よう指示した。すると、アファンタジアの人たちの瞳孔は全く変化しなかったのだ。
研究グループによれば、頭の中で視覚的なイメージを思い浮かべられる人ならば、瞳はそれに反応するのだという。それが鮮やかで強烈であるほど、大きく変化する。
ところが、アファンタジアの人はこうした瞳孔反応が生じないという。