脳内で視覚的なイメージを描けない「アファンタジア」の症状があるかどうかは目をみればわかる (2/4ページ)
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・アファンタジアはイメージを思い浮かべた時に瞳孔が変化しない
瞳孔の反応は本人の意思とは関係なしに起きる。特に光のようなまぶしいものを思い浮かべれば勝手に瞳孔は拡張する。
だから、この方法ならば、自己申告に頼らないアファンタジアの客観的な診断法になると考えられるという。
「客観的な生理学的試験までもう少しです。血液検査のように、症状があればそれを確認できるようになります」と、シドニー大学の生理学者ジョエル・ピアソン氏は語る。
またイメージを鮮明に思い浮かべられる人ほど、瞳孔の変化は大きくなるという。これもまた、視覚的イメージを思い浮かべる力を測定する手がかりになるそうだ。
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・頭で想像するとなぜ瞳孔は変化するのか?
だが、この研究において一番興味を引かれるのは、そもそもなぜ頭の中で想像するだけで瞳孔が反応するのか? という点だろう。
ピアソン氏らは、視覚イメージと認知をつなぐトップダウン式メカニズムが関係しているのではと推測する。
おそらく脳内の視覚情報を処理する領域は、実際の視覚情報とまったく同じように想像上の視覚情報をも処理しているのだ。
だから何かを明るいものを思い浮かべれば、実際に網膜が光を受けた時と同じように瞳孔が反応する。
今回の研究でも、何かを鮮明にイメージできる人ほど、実際に光を受けた時のような反応をすることが確認されているが、上記のように考えれば辻褄が合うだろう。