「聞きなれた『カンカンカンカン』が恐怖の音に一変。踏切の中に閉じ込められた幼い私は動けなくなって...」(埼玉県・40代女性) (1/2ページ)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Mさん(埼玉県・40代女性)
幼いMさんはその日、住んでいたマンションの前にある踏切を渡って遊びに行こうとしていた。
これまでも1人で踏切を渡っていたし、何ともなかった。でもその日だけは違ったのだという。
<Mさんの体験談>
まだ2歳か3歳だった頃の話です。私たち家族は線路沿いのマンションに住んでいて、その出入り口に近いところに踏切がありました。
私にはその頃0歳か1歳の妹がいて、母親は付きっきり。私は一人で踏切を超えて遊びに行っていました。
この踏切を超えておつかいに行くこともあり、いつもは一人でも平気だったのですが、その日に限って踏切を渡っている途中で遮断機が降りてきたのです。
私は立ち止まったまま動けなくなり...聞きなれた「カンカンカンカン......」という音が、閉められた遮断機によって恐怖の音に変わります。
怖くてどうしていいかわからず、私は立ち止まったまま動けなくなり大泣きしてしまいました。
その時、一番前で踏切待ちをしていた車の方が降りてきて
「こっちだよ!」
と、手招きしてくれたのです。
その声に安心した私は、泣きながらおじさんの方に駆けていき無事線路から離れる事が出来ました。

助けてくれたおじさんは当時40代~50代の方だったかな。小さ過ぎたので年齢は曖昧ですし、あの時、お礼を伝えられたかどうかも覚えていません。
どこのどなたかもわかりませんし、きっと二度と会うことのない方だと思いますが、きちんとお礼を言いたいと思っています。
あの親切な方が居なければ、私はこの世にいないかもしれません。
そうすると、3人の子供達も生まれてくることはありませんでした。