「バイク通勤中、道の真ん中で横転した私。後ろに車が並んでるのに、倒れた車体を引き起こせずにいると...」(東京都・40代女性) (1/2ページ)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Fさん(東京都・40代女性)
Fさんはその日、勤務先に向かうため新宿方面から東京方面へ250ccのバイクで急いで移動していた。
時間ギリギリで焦る中、四ツ谷駅前付近で信号を1つ見落として横断歩道の手前で急ブレーキ。その結果、バイクごと転倒してしまったという。

<Fさんの体験談>
25年ほど前のことです。大学を出たばかりの私は朝、250ccの中型バイクで新宿方面から勤務先の東京方面へ急いでいました。普段は安全運転を心がけていたのですが、その日は時間ギリギリで焦っていたのを覚えています。
ちょうど四ツ谷駅前まで来たときです。奥の信号が黄色に変わるのが見え、信号手前で止まろうとしたのですが、焦りからか、もう1つの信号を見落としていたことに気づきました。
バイクをすぐに起こせないその信号は赤に変わり、大勢の人が眼の前の横断歩道を渡り始めます。
全身の血の気が引き、「このままでは確実に人々に突っ込んでしまう、それだけはできない!」と思い、とっさに渾身の力を込めて急ブレーキ。私は道路の真ん中、横断歩道ぎりぎりのところで横転しました。

人を轢かずに済んでホッとしたものの、体の痛みもあり、非力な私はどうしてもバイクをすぐに起こせません。
「信号がまた青に変わってしまう、これでは後ろに並んだ車に迷惑を掛けてしまう」
そう焦っていたところに、スーツ姿の女性が駆け寄ってきたのです。