この予習は必須!【鎌倉殿の13人】北条泰時の生涯と実績をたどる。御成敗式目だけじゃないぞ:後編 (5/5ページ)

Japaaan

それが承久の乱以後、政治の主導権を握ってからは新旧勢力の対立を調停する権力として基盤を築き上げることに成功(もちろん、朝廷とその信任を受けた「鎌倉殿」の権威を前提とすることは論を俟ちません)。

『英雄百首』より、北条泰時

父祖の天下草創を継承し、北条の執権体制を盤石なものとした泰時は名執権として高く評価されています。

そんな泰時の墓所は鎌倉・常楽寺(鎌倉市大船)にあり、今も人々の暮らしを見守っていることでしょう。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ではどのような活躍を魅せてくれるのか、今から楽しみですね!

【完】

※参考文献:

上横手雅敬『北条泰時』吉川弘文館、1988年10月 坂井孝一『鎌倉殿と執権北条氏 義時はいかに朝廷を乗り越えたか』NHK出版、2021年9月 高橋慎一朗『武士の掟 「道」をめぐる鎌倉・戦国武士たちのもうひとつの戦い』新人物往来社、2012年2月 永井晋『鎌倉幕府の転換点 『吾妻鏡』を読みなおす』NHKブックス、2000年12月 細川重男『頼朝の武士団 鎌倉殿・御家人たちと本拠地「鎌倉」』朝日新書、2021年11月

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

「この予習は必須!【鎌倉殿の13人】北条泰時の生涯と実績をたどる。御成敗式目だけじゃないぞ:後編」のページです。デイリーニュースオンラインは、北条重時北条経時北条実時北条泰時北条氏カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る