「鎌倉殿の13人」富士の巻狩り、そして曽我兄弟の仇討ちは…第23回放送「狩りと獲物」予習 (11/12ページ)

Japaaan

※『吾妻鏡』建久4年(1193年)5月29日条

「何ゆえ斯様な暴挙に及んだか」

尋問を受ける五郎(イメージ)

頼朝が直接ではなく、御家人の狩野宗茂と新開荒次郎に尋ねさせたところ、五郎は怒り狂って言い放ちます。

「祖父・伊東祐親(演:浅野和之)が誅せられてよりおそばに近づくことも出来ぬほど落ちぶれてしまったが、どうせこれが最後だ。鎌倉殿に直接でなければ話さぬ!」

では聞いてやろう……ということで頼朝が直接に尋ねたところ、

「工藤めを討ったのは、父を殺された仇討ちがため。幼くして父を喪った怨みを忘れず、復讐のために生きて参りました。工藤の次に鎌倉殿の元へ向かったのは、祖父を討たれた怨みがないわけではなかったため、それを申し上げた上で自害しようと思ってのこと」

これを聞いた御家人たちはみな感動し、父を思い続けた心意気を賞賛しました。頼朝も孝心と武勇に免じて助命しようと思っていましたが、祐経の遺児・犬房丸(いぬぼうまる)が泣いて処刑を訴えます。

「なるほど曽我兄弟は祐経に父を討たれた。その仇討ちはまっとうである。しかし祐経にも子があり、父を奪われた犬房丸がまた仇討ちを図っては憎悪の連鎖を止められなくなってしまう」

頼朝はやむなく五郎を鎮西中太(ちんぜい ちゅうた)という者に命じて五郎を梟首せしめたのでした。

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