上品だけど胡散臭い…山中崇が演じる平賀朝雅の生涯をたどる【鎌倉殿の13人】 (6/6ページ)
後に山内通基)。かつて頼朝の乳兄弟でありながら弓を引いた山内首藤瀧口三郎経俊(演:山口馬木也)の六男です。
8月2日に鎌倉へ朝雅粛清の報告が届き、8月5日には牧の方の兄弟に当たる大岡備前守時親(おおおか びぜんのかみときちか。牧宗親の子)も出家。ここに牧氏の変は終息したのでした。
終わりに以上、源氏の血統と北条とのコネでよい位置にいたものの、牧の方と時政の野望に巻き込まれて破滅した平賀朝雅の生涯をたどってきました。
山中崇さんの演じる朝雅は、その名が示す通り王朝文化の雅やかな香りを漂わせつつ、坂東武者たちを見下して反感を買う役柄が予想されます。
上品だけど胡散臭い……「もし頼朝にカリスマと天運がなかったらこうなっていたかもな」と思わせる展開で、いい感じにヘイトを集めつつ、でもちょっといいヤツな面もちらつかせて視聴者の心を揺さぶるつもりでしょう。
後半に差しかかったとは言え、まだまだ続く「鎌倉殿の13人」。それぞれの野望が入り乱れる鎌倉に、朝雅の存在が新たなスパイスとなりそうです。
※参考文献:
坂井孝一『鎌倉殿と執権北条氏 義時はいかに朝廷を乗り越えたか』NHK出版、2021年9月 安田元久『人物叢書 北条義時』吉川弘文館、1986年4月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan