今から化石燃料の使用を止めても、グリーンランドでは27cm以上の海面上昇を避けられない (3/4ページ)
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グリーンランド氷融解を確認するため、サンプル地域の雪線と、雪がすでに溶けて露出した氷が最終的に失われる線を測定 / image credit:The Geological Survey of Denmark and Greenland, GEUS・それでも温暖化対策には意味がある
ヒマラヤとアルプスの氷河からは、それぞれ3分の1と半分がすでに失われてしまった。
また南極の西側にある氷床も、すでに大きな喪失が避けられないポイントを越えてしまったという見解もある。
くわえて海が温まれば膨張し、さらに海面が上昇するだろう。
「今後100年から200年で数メートル上昇するだろうと示唆する科学文献が増えています」と、コルガン博士。
仮に南極東部にある巨大な氷床がすべて解けたとすれば、海は数千年で52メートル上昇する。が、速やかに温暖化対策が実施されれば、これを回避できる可能性はある。
エクセター大学のゲイル・ホワイトマン教授は第三者の立場から、次のようにコメントする。
「人類の未来を心配するビジネスリーダーや政治家なら、無視しがたい研究結果でしょう。世界の沿岸地域で暮らす6億人の人々にとっては悪いニュースです。