四天王が一人・馬場信春の伝説を見よ!武田家三代に仕えた名将が長篠に散るまで【前編】 (4/5ページ)
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こうして築城にまで携わった信春。例えば信濃国の牧之島城、駿河国の田中城や清水城、遠江国の諏訪原城や小山城などは、彼によって建てられたと言われています。
永禄5(1562)年には牧之島城を築城して、自らが城代となり、海津城の春日虎綱と共に上杉謙信を監視する役目を担いました。
川中島の戦いでの戦功もあり、この時期には120騎を率いるまでになっています。
また、信春は曲がったことは大嫌いな真面目で一本気な性格だったようで、漢気を感じる有名なエピソードが伝わっています。
永禄11(1568)年、今川義元の死後に衰退する一方の今川家を見限った信玄は、同盟を一方的に破棄して駿河へと侵攻します。