四天王が一人・馬場信春の伝説を見よ!武田家三代に仕えた名将が長篠に散るまで【前編】 (5/5ページ)

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今川義元(Wikipediaより)

駿府を占領した信玄は今川館に火を放たせますが、財宝が燃えるのを惜しんで、兵たちに財宝を全て運び出すよう命令しました。

しかし、このことを聞いた信春はその現場に駆けつけて、こう言い放ちます。

「戦の最中に敵の財宝を奪うなど恥ずかしいことだ。武田の者共は盗人だと後世の笑い者になるぞ」

そうして、せっかく運び出した財宝を次々に火中に投げ捨ててしまいました。

後にことの顛末を聞いた信玄は、信春を責めるどころか「そなたのおかげで後世の笑い者にならずに済んだ」と感謝したと言われています。

信春の、武将としてのさらなる活躍とその死については、後編でお話ししましょう。

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