「鎌倉殿の13人」恐れる義時、受け入れる義盛。埋まりかけた両者の溝は…第40回放送「罠と罠」振り返り (9/9ページ)
第41回放送「義盛、お前に罪はない」
しかし義盛の帰りが遅いことで「もしや捕らわれた(討たれた)のでは?」と息子たちが誤解し、兵を挙げてしまいました。
見えかけた希望を容赦なく打ち砕く展開は、これまでも見て来たとおり、読めていてもなかなか視聴者の心をえぐってくれますね。
次週の第41回放送は「義盛、お前に罪はない」……既に罪なくして討たれることを予告するかのようなサブタイトル。
いよいよ始まる和田合戦。『吾妻鏡』でも屈指の迫力をもって伝えるこのエピソードは、ほとんど朝比奈義秀の独壇場。その暴れぶりがどのように描かれるのか、和田贔屓の一人として楽しみにしています。
予告編で実衣(演:宮澤エマ)が「今度こそ、死ぬ!」と明るく開き直っていたよう、おごり高ぶる北条一族に、目にモノ見せてくれるはず。
……ですが、同時に和田一族の最期でもあり、やはり辛い場面に変わりはありません。今から大いなるロスに備えておきましょう。
※参考文献:
石井進『日本の歴史(7) 鎌倉幕府』中央公論社、2004年11月 五味文彦ら編『現代語訳 吾妻鏡 7頼家と実朝』吉川弘文館、2009年11月 笹間良彦『鎌倉合戦物語』雄山閣出版、2001年2月 細川重男『頼朝の武士団 鎌倉殿・御家人たちと本拠地「鎌倉」』朝日新書、2021年11月 三谷幸喜『NHK大河ドラマ・ガイド 鎌倉殿の13人 完結編』NHK出版・2022年10月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan