婦人科検診とは? 現役医師に20-30代こそ受けた方がいい理由を聞いてみた (3/6ページ)
住んでいる自治体から発行される子宮頸がん検診の無料クーポンなどもありますが、それだけではなく超音波検査もやった方がいいんですね。
子宮筋腫や卵巣のう腫、子宮内膜症などがある可能性もあるため、それらの病気を発見できる超音波検査を子宮頸がん検診の時に一緒にやってしまうのがより安心だと思います。
というのも、子宮頸がんと同じく子宮筋腫や卵巣がん、卵巣腫瘍も全く症状がないまま進行してしまう病気です。子宮頸がん検診のみ毎年受けていても、超音波検査をしていなかったためにそれらの病気に気がつかないというケースも多いんです。
ぜひ超音波検査もやっておこうと思います……! ちなみに、実際に検診にいらっしゃる方は、どんなきっかけや目的があって来院する方が多いのでしょうか。
もちろん検査を受けるために来院する方もいますが、私の場合は、別の症状で来た方に対して「検査を受けたことがないのであれば受けてみませんか」とすすめています。もちろん受けるかどうか最終的に決めるのは自分次第ですが、受けたことがないという方にはぜひ一度受けてほしいと思います。
■子宮頸がんになったらどうなる?
子宮頸がんは死に至る病気だと教えていただきましたが、20~30代でも亡くなる可能性はあるのでしょうか。
がんと聞くとお年寄りがなるもの、というイメージがあるかもしれないですが、子宮頸がんは20~30代から発症する可能性のある病気で、進行具合によっては20代でも亡くなってしまいます。
また、婚約中の女性が子宮頸がんであることが分かり子どもが望めなくなって婚約を解消するケースや、妊娠中に子宮頸がんが分かって治療のために妊娠を中断する、つまり中絶するという悲しいケースもあります。発見が遅れることで、人生が大きく変わってしまうこともあるんです。
たまに妊娠を望んでいないから子宮を摘出しても問題ないので検診を受けません、という方がいますが、子宮の摘出だけで済めばいいですが、がんが進行して他の場所に転移していれば、治療はそれだけでは済まないんです。