「鎌倉殿の13人」死角から現れる刺客は公暁か、あるいは…第43回放送「資格と死角」予習 (2/7ページ)

Japaaan

この死角から、やがて実朝を暗殺する「刺客」が現れるのだろうな……と連想、暗澹たる気持ちになってしまいますね。

しかし、ここまで頑張って観て来たのだから、今さら挫けてなどいられません。今週も張り切って予習しましょう!

政子、上洛する

時は建保6年(1218)2月4日、尼御台・政子は熊野詣でのため鎌倉を出発しました。

同行するのは弟の北条時房(演:瀬戸康史)と、亡き稲毛重成(演:村上誠基)の孫娘。彼女は重成の娘が綾小路師季(あやのこうじ もろすえ。源師季)との間に産んだ子で、土御門通行(つちみかど みちゆき。土御門通親の子)のもとへ嫁がせると言います。

京都へ旅立つご一行様(イメージ)

一行は2月21日に入洛(じゅらく。京都へ到着すること)、熊野詣でなどの用事も無事に済ませて4月15日に出発。鎌倉へは4月29日に帰ってきました。

……ソノ同二月廿一日ニ。実朝母ハ熊野ヘ参ラントテ京ニ上リタリケルニ。卿二位タビタビユキテヤウヤウニ云ツツ。尼ナル者ヲハジメテ三位セサセテ。四月十五日ニ下リニキ……

※慈円『愚管抄』第六巻より

【意訳】2月21日、実朝の母(政子)が熊野詣でのため上洛してきた。藤原兼子(卿二位)はたびたび宿所を訪問して様々なことを話し、彼女を三位に推薦。そして4月15日に帰って行った。

4月14日付で政子は初めて位(従三位)を授かり、いきなり公卿(3位以上の最上級貴族)の仲間入りです。

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