「2023年こそ特撮」!!“超特撮芸人”篠宮暁「戦隊・ライダーは大河に並ぶ上質なドラマ! 世界一アクションしています!!」【日本人「特撮完全補完計画インタビュー#1】 (3/7ページ)

日刊大衆

 日本人が戦隊ヒーローを観てなぜ気持ちいいかっていうと、歌舞伎のDNAが組み込まれてるところがあるからだと思うんです。日本人が好きな様式美によって見ていて気持ち良く感じるのだと思います」

――名乗って役割分担して協力して倒す、と。

「そうですね。海外に輸出したときに“ヒーローたちは何で名乗ってるの?”“名乗ってる間に攻撃されちゃう”って言われたらしいですが、“いや、ここは絶対にいるんです。日本の歌舞伎の中にはこういう口上がありまして、日本の子どもたちはここでグッとくるんです”と説得して、名乗りシーンを削らせなかったそうです」

――そのやり取りに情熱を感じますよね。戦隊はある意味で現代版歌舞伎ですね。

「そこまで言っちゃうと歌舞伎ファンに怒られてしまいかねませんが(笑)。歌舞伎の良さが子ども番組に45年以上前に反映されて、いいところが受け継がれている感じですよね」

――時事ネタと伝統の良いところがくっついて、ということですね。

「それに、最新技術が加わってですね。あと、戦隊作品は、いかに“マンネリしないか”を念頭に置いてやってこられているので、そこも素晴らしい。毎回、新しいものを見せてくれるので、こっち(観る側)はどんな方向に行こうが、とにかくずっと楽しませていただくという感じです」

――篠宮さんは2児のお父さんです。特撮作品は子どもとのコミュニケーションツールとしての側面もありますが、それを実感することはありますか?

「そうですね。子どもと戦隊作品の話はしますし、いままで一人で行っていた映画やイベントも子どもと行ったりとかもするようになりました。

 で、面白いのは、子どもの意見と、ひとりでじっくり見たときの自分の感じ方が全然違ったりするんで、二度おいしいじゃないですけど、“こういう視点で見るんだ!”っていう驚きや発見があります。

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