毘沙門天の化身も認めた!徳川家康の「海道一の弓取り」ぶり。『徳川実紀』を読んでみた【どうする家康】 (1/4ページ)
戦国時代、諸大名から「海道一の弓取り(東海道で一番の戦上手)」と恐れられた徳川家康(演:松本潤)。かつて同じく賞賛された今川義元(演:野村萬斎)をはるかに越えて天下を獲ったことは現代でも広く知られています。
海道一の弓取り・今川義元。ここでは「街道一の大身」とされている。歌川国芳「太平記英雄傳 稲川治部太夫源義基」
ところで、家康を初めて「海道一の弓取り」と呼んだのは誰なのでしょうか。今回は江戸幕府の公式記録『徳川実紀(東照宮御実紀)』をひもとき、調べてみました。
NHK大河ドラマ「どうする家康」でも、この場面が出てくるでしょうか。
毘沙門天の化身も認めた、家康の戦上手……此頃越後国に上杉謙信入道とて。軍略兵法孫呉に彷彿たるの聞え高き古つわものあり。今川氏真が謀にてはじめて音信をかよはしたまふ。入道悦なゝめならず。当時海道第一の弓取と世にきこえたる徳川殿の好通を得るこそ。謙信が身の悦これに過るはなけれとて。左近忠次まで書状を進らせ謝しけるが。