東京電力「6月から3割アップ」に!都市ガスも1年間で30%増し!プロ直伝「電気&ガス」20の裏技 (6/6ページ)
テレビ、エアコンなどの家電製品は、未使用時にも、わずかな電力(待機電力)を消費している。
「資源エネルギー庁は、1世帯が年間に消費する電力のうち約5%が待機電力で、電気代にすると、年間約6156円かかっているとの推計を出しています」(前出の家電ライター)
その対策に、通電のオン・オフの切り替えスイッチがついた『節電タップ』が活躍する。しかし、使い方を誤ると逆効果だとか。
「通電時にオレンジ色のライトが点灯するタイプは、そのライト点灯の分、余計に電力を消費しています。なので、通電状態のまま放置していると、損をしてしまうんです。使わないときは、必ずオフにするよう心がけてください」(丸山氏)
プロ直伝の技を駆使し、電気やガス代の値上げに負けず、快適に暮らそう!
■実は「やってはいけない!」損する節電・節ガス術
エアコンを「弱運転」にするな! エアコンは、室内が設定温度に達するまでの間、最も電気を使う。「弱運転」だと、その時間が長引くので、「自動運転」が効率的。
エアコンをつけっ放しにするな! エアコンを頻繁にオン・オフすると電気を使うが、一日つけっ放しにするのは非効率。30分以上の不在なら、電源を切ったほうがいい。
冷凍庫をスカスカにするな! 本文にある通り、冷蔵庫に詰め込むと冷却効率が下がるが、冷凍庫は逆。凍った食品が保冷剤の役割を果たすので、詰め込むべし。
炊飯器を「早炊き」にするな! 時間の短い「早炊き」のほうが電気代を節約できそうだが、炊飯時に水を急激に沸騰させる仕組みのため、かえって電気を使う。
コップの水を電子レンジで沸かすな! コップ1杯分なら電子レンジが手軽で効率的そうだが、電気を消費する。手間でも、ガスコンロや電気ケトルを使ったほうがいい。
風呂をやめてシャワーにするな! 風呂釜1杯分の湯量は、シャワーで15~20分に相当。「寒いから」といって長めにシャワーを浴びたり、家族がいるなら、風呂のほうが得。
「新電力」への切り替えは慎重に!「新電力」といわれる新規参入の電気会社の多くは、国の規制がないため、値上げ幅が大きい。切り替えはプランを比較して慎重に。
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