「どうする家康」よく言った!本多正信が代弁する民の声。第9回「守るべきもの」振り返り (5/7ページ)

Japaaan

離反した家臣たちの帰参

「……長年の御恩、心より御礼申し上げまする!」

さて、三河を追放された本多正信に対して、夏目広次(演:甲本雅裕)は助命嘆願のゆえに無罪放免となりました。

この場面について、江戸幕府の公式記録『徳川実紀(東照宮御実紀)』では、このように記されています。

……夏目永禄のむかしは一向門徒に組し。御敵して生取となりしが。松平主殿助伊忠此もの終に御用に立べき者なりと申上しに。其命たすけられしのみならず。其上に常々御懇にめしつかはれしかば……

※『東照宮御実紀』巻二 元亀元年-同三年「三方原戦(大戦之二)」

【意訳】夏目広次はかつて三河一向一揆で家康に背き、松平主殿助伊忠(とのものすけこれただ)に捕らわれた。しかし伊忠は「この者はきっとお役に立ちますから」と助命を嘆願。果たして赦されたばかりか、その後も親しく召し使った。

夏目広次の助命を嘆願した松平主殿助伊忠。「長篠合戦図屏風」より

……謀反人を赦すことで家康の人徳を示した反面、みんな罰したら誰もいなくなってしまうor再び謀反を起こされたら鎮圧できるか分からない事情もあったのでしょう。

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