「どうする家康」甲斐の虎、ついに始動!そして女城主の壮絶な最期…第11回放送「信玄との密約」振り返り (7/9ページ)
武田(赤)・徳川(緑)の境界を天龍川と主張(イメージ)
……誓紙の文に川をかぎりて両国の分界とせむとかき定られしは。大井川の事にてありけり。志かるを入道が心中には。 当家いまだ御若年におはしませば。今川義元が扱ひ奉りし折のことくせむと思ひあなづり。三河の里民の人質などをとりしゆへ。こなたより咎め給へば。誓紙に川切と志るせしは天龍川切なりといふ。こゝにて大にいからせ給ひ。天龍川はわが城溝のこときものなり。何ゆへに天龍切といふべきや。かゝる権譎のやからは行末たのまれずと仰有て遂に隣交を絶れしなり。(武辺咄聞書。古人物語。)……
※『東照宮御実紀附録』巻二「家康絶信玄(領地分界之紛議)」より
「確かに以前『大井川を境に』とは言ったが、正式な誓約書には『川切(かわぎり。川を限り≒境界に)』と書いてある。どの川とは書いておらぬが、それは天龍川(大井川よりもっと西)の事なのだ!」
「そんなバカな!天竜川と言ったら遠江国の半分以上ではないか!」
「……ちゃんと書面を読まんで署名捺印するからそうなるんじゃ。それにそなた、あの時に団子を半分しか食わなかったではないか」
「いや、そんな意味と知っていれば……」
なんてやりとりがあったか無かったか(フィクションですが)、後に家康が古狸となったのは、信玄に騙され……もとい薫陶を受けたからかも知れませんね。