古代エジプト王、ラムセス2世の神殿から2000個の羊の頭のミイラを発見。供物として捧げられていた (4/6ページ)

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ラムセス2世に捧げられた、2000個に及ぶオス羊の頭部のミイラ / image credit:EGYPTIAN MINISTRY OF TOURISM AND ANTIQUITIES

 重要なのは、それが何年もかけて少しずつ捨てられたわけではなく、一度に大量に持ち込まれたということだ。

 理由は不明だが、古代エジプト人はどこか別の場所からわざわざ神聖な神殿に運んできて置いたのである。

 「彼らが行き着いたのは、ほかでもないこの神殿だったわけです。つまり重要なのは、理由があって運ばれてきたということです。砂漠に捨てたのではなく、神殿という神聖な領域に運んだのです」と、発掘チームの責任者サメハ・イスカンデル氏は説明する。

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約 2,000頭のオス羊の頭蓋骨 / image credit:Esam Shehab/New York University Institute for the Study of the Ancient World・巨大な建造物や古代の鐘なども発見される
 この発掘調査ではさらに、古代エジプト第6王朝時代(紀元前2345~前2181年頃)にさかのぼる、厚さ約5メートルの壁を持つ泥レンガでできた大きな建造物も見つかっている。
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